デイトレード(オリバー・べレス著)を読んだ★★★
僕はデイトレーダーでは無いですし、デイトレーダーになる気も無いのですが、ツイッターなどで活躍されている長期投資家さんの何人もの人が良書だと薦めていたので読んでみました。
「トレードはスキルじゃなくて欲望の管理が重要」という良くある内容で、この本単体で考えれば悪くは無いのですが、他の本で散々見て来た事なのでまたこれかという感じ。
読みやすいし悪い本じゃないんだけどね。
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後で読み返したい部分
P.17
「株式を取引するのではなく、人を取引する」
この事を頭に入れておかないと利確ができないですもんね。
最後に誰にどうやって株を売りつけるのかは買う時に考えておかないといけないと。
P.49
すべての株価上昇の背景にある直接的な力は、売りを上回る買いの存在である。
ファンダメンタル的に間違った銘柄を選んでしまっても、タイミングさえ悪く無ければ勝つ事ができるという事。
その逆もある。
P.65
初心者が買いたい時はプロが売りたい時なのである。初心者がもう駄目だと売って回る時に、プロは初心者から積極的に買いとって、初心者の苦しみをやわらげるのである。
P.17の事に近い。
ベースを作り始める前に逃げ出す初心者ってのよくわかる。
P.99
「考え方ではなく、取引の仕方を教えてくれ!」
これがメインの内容かな。
取引の仕方をどんなに学んでも、それを実行できるかどうかにかかってるからね。
儲かる情報を知りたがる人にも同じことが言えると思う。
P.176
より多くを知ろうとせずに知的に行動できる者のところにお金は集まる
これめっちゃいい文章だと思った。
知識じゃなくて知的な行動が大事ってのはトレード以外でも当てはまるよね。
どの業界にも稼げていない知識コレクターたくさんいますもんね。
P.238
成功するトレーディングとは「商品(株式)を安すぎる値段で売りに出している物から買い、それを、高過ぎる値段であると自分が知っている時に誰か他人に売りつける」ことである。
これもとても良い内容だと思う。
株取引は市場と行っているのではなく、市場で誰かと行っているという事を忘れてはいけないんですよね。
P.17の内容に補足した感じではあるのだけど。
まとめると
・ルールを守る事
・誰かとトレードしている事
この2つが主な内容となってました。
他の本と同じ内容になってしまうかもしれませんが、繰り返し読んでもなかなか身につかない要素だと思いますので(僕は全然身についてない)、読んでみても損は無いと思います。