エステの体験に行く前に知っておきたい基礎知識

エステに関する基礎的な知識をQ&A方式で紹介します。

肌が弱いのですが大丈夫?

少しでも不安がある場合は、エステをする前にかかりつけの医師やサロンに相談しておきましょう。

症状とエステメニューの内容により可能かどうか異なりますので、どういった内容のエステを受けたいか、医師に具体的に話し、サロンにも事前に電話などで聞いてみるとよいでしょう。

実際に受けることになった場合も、サロンで施術前やカウンセリング時に、担当のエステティシャンに悩みや不安などをきちんと伝えることが大切です。

そしてお肌の状態や体調を丁寧にカウンセリングしてから、あなたの体質や体調にあったケアを受けることをお勧めします。

サロンによっては敏感肌用のメニューを用意していることがあります。

当日の体調不良や気分がすぐれない場合も、不安や疑問な点は事前にきちんと相談し、確認しておきましょう。

保険は適用されますか?

エステは医療行為ではないので、国民健康保険や医療保険は適用されません。

美容院や娯楽施設などと同様、全額自己負担です。

整体やカイロプラクティックをベースとしたサロンでも保険は適用されません。

18歳未満なんだけど…

18歳未満は保護者同伴、親の同意書が必要な場合が多いです。

18歳未満で、高校生の方がエステを希望する場合、受けられるかどうかはサロンによって異なります。

受けられないサロンでも保護者の同意書の提出、または保護者同伴であれば大丈夫な場合が多いようです。

入会金は必要ですか?

入会金の有無や、金額はサロンによって異なります。

入会金が高くても、その後に会員として受けられるサービスが設定されていたりするので、よく考えて自分にあったサロンを探しましょう。

入会無料の会員制度を採用しているサロンも多数あります。会員となることで、以前のカウンセリング内容や前回受けたコースなど把握してもらえるので、きちんとフォローを受けることができます。

しっかりと説明を聞いて、納得できる方法を選びましょう。

エステって高そう…

リーズナブルなサロンから高級なサロンまで、いろいろなサロンがあります。

また施術内容やサービス内容によっても料金は様々です。

「贅沢なご褒美エステで癒されたい」「格安コースで結果を出したい」「サロンオリジナルの特別メニューを受けてみたい」など、その時の目的に応じて、自分に合ったサロンやコースを探しましょう。

店内の雰囲気もバラエティに富んでいるので、サロン選びも楽しい時間となるでしょう。

生理中も大丈夫?

エステは避けた方がベター。

できれば生理予定日を避けて予約しましょう。

生理中はホルモンバランスが変わり、肌や体調がデリケートになっているので、ベストな状態とはいえません。

気分や体調に問題がなければ受けられるメニューもありますが、痩身などのメニューでは、普段より効果が出にくくなったりするようです。

また使用するジェルやオイルなどで肌が荒れやすくなることも。

また全身マッサージなど施術内容によっては、生理中は受けられないコースもありますので、サロンに確認しましょう。

できれば予約を入れる段階で、生理予定日をはずすよう考慮しましょう。

キャンセル料は必要?

サロンによっては、当日に近くなるほどキャンセル料が発生する場合があります。

キャンセル料は本来、サロンの損失を補い、全てのお客さんにきちんとサービスを行うために必要なものです。

予約を入れた時点で、サロンは他のお客さんの希望を断って、その人の分の時間と、エステティシャンと、施術環境を用意して待っています。

ところが直前や当日にキャンセルされると、新たな予約を入れることが難しく、サロンにとって大きな損失となってしまいます。

基本的にはなんといっても、キャンセルや延期をしないよう、きちんと予定を組んでから予約を入れることが大切です。

サロンによって異なりますが、前日~当日キャンセルではキャンセル料が発生することが多いようです。

受ける予定のコースと同じ金額か、それ未満を請求されるのが妥当ですが、大きく値引きしたコース(本当は3万だが1万円に値引きされているコースなど)の場合は、予定より高く請求される場合もあります。

痛み・かゆみを感じる

体に不快を感じたり、環境などに不安を感じる場合は、エステティシャンに、言葉にして伝えるようにしましょう。

施術によっては、多少の痛みなどがあることを、事前のカウンセリングの際に説明されることもあります。

実際に受けてみて、つらいと感じる場合は、我慢せずにエステティシャンに伝えましょう。

別の方法に変えたり、時間を短縮したり、力加減やマシンの強さなどを調整してくれるはずです。

痛みの感じ方は人それぞれ、さらに日によっても変わってきますから、遠慮せずに伝えましょう。

無理をしたり、我慢をしたまま時間を過ごすのは、もったいないことですし、エステティシャンも、口に出して言ってもらわないとわかりません。

また、お肌のケアでヒリヒリ感やかゆみなどを感じた場合、化粧品が合っていない可能性があります。

そのまま続けると肌トラブルになる恐れがありますので、必ず伝えましょう。

肌トラブルになる前に、別の方法などで対処してくれるはずです。

担当と合わない気がする

相性が合わないなら、担当を変えてもらうこともできます。

エステの施術を受けている間、おしゃべりを楽しみたい人もいれば、施術中は静かにしていたい人もいますよね。

気になるようであれば、「疲れているので静かにしていたいです」「おしゃべりするのが好きなんです」など会話の中で伝えましょう。

エステティシャンは会話を通して、お客さんのその日の体調や、気になることや不快なことがないかなど、確かめていることも多いので、その辺も理解してあげるといいかもしれません。

それでも、人間同士なので、どうしても合わない人もいるでしょう。

その場合は受付の人やほかのエステティシャンに伝えるなどして、担当を変えてもらうことをおすすめします。

施術を進める上でエステティシャンとお客さんのコミュニケーションは大切なので、きちんとしたサロンなら、きっと調整してくれるはずです。

化粧品をすすめられた…

説明をよく聞き、納得した上で購入しましょう。

サロン限定のコスメや、一般では購入しにくい基礎化粧品や補正下着など、多少高額でもコースを併用することで、よりよい結果が出るといった説明を受けることが多いでしょう。

ある程度の営業はスタッフの仕事でもあるのでご理解を。

しかし購入後、自分の意思で開封したものは、返品できなくなりますので、よく考えて決断することが大切です。

不要と感じる場合はきっぱりと断りましょう。

迷いがある場合は、「もう少し考えさせてほしい」「購入しません」などの旨をきちんと口に出して伝えましょう。

支払方法は?

クレジットカードの分割払いや学割が使えるサロンもあります。

1回ごとの支払いを行っているサロンも人気。

現金での支払いはもちろん、サロンによってクレジットカードなどによる分割払い、学生割引などを用意していたりします。

自分できちんと支払えるのかよく検討した上で、それらの分割払いを利用するのも一つの方法です。

また、1回ごとの施術で支払う「都度払い」などを用意しているサロンも増えています。

数回コースやチケット制には、有効期限があったり、購入後は変更や払い戻しができないことも多いので事前にきちんとチェックしましょう。

翌日気分が悪くなった

異常を感じたり、気になるようならサロンに連絡を。

エステ後は、体の調子がよくもわるくも平常に比べ変化するので、違いを感じる人が多いでしょう。

あらかじめ「エステ後、こんな状態になります」と説明を受けているなら、しばらく様子を見るとよいでしょう。

しかし特に説明を聞いていない場合や、程度を超えていると感じる場合は、サロンに連絡をしておくことをおすすめします。

サロンで状態を見てもらい、場合によっては病院を紹介してもらうなどのフォローを受けられますし、原因をつきとめることで、あなた自身もサロンも同様のトラブルを起こさないよう努めることができます。

事前のカウンセリングで、施術内容や体調のことをきちんと確認しておくことはもちろん、エステ後の注意点を聞いておくことも大切です。

続けて通わないとダメ?

続けた方が効果が持続しますが、契約前にじっくり検討し、自分自身で判断しましょう。

一度行ってキレイになれた!と思っても、ダイエットと同じように継続しないと効果は長続きしません。

しかし、選択権はあなた自身にあります。

カウンセリングの時に、なぜ続けたほうが良いのかをじっくり聞き、納得して、続けたい!という意思があれば続ければよいのです。

一回だけのトライアルキャンペーンなど実施しているサロンがたくさんありますので、続けたいと思うサロンを見つけるために、これを利用するのもおすすめです。

契約を断わりにくい…

意思がないならきっぱりと断りましょう。

少しでも迷いがあるなら「考えさせてほしい」と伝えましょう。

「今日中なら割引料金で契約できます」「1回分がとてもお得」…など、魅力を感じる契約を強く勧められることもあるかもしれません。

しかし、契約の意思がない場合は、きっぱりと断りましょう。

迷いがある場合は、「もう少し考えさせてほしい」「今日は契約しません」などの旨をきちんと口に出して伝えましょう。

家でじっくり悩んでも遅くありません。v 回数セットのコースの場合、将来通えなくなる可能性もあることを念頭において、別のコースや方法を検討してみるのも手です。

契約後に通えなくなったら?

契約前によく確認を。

それでも通えない場合は条件に応じて、クーリングオフ、または中途解約をすることができます。

半年~2年間などの期間や10回コースなど複数回通うことを前提としているコースの場合、契約する前に、「通えなくなったらどうするか?」を必ず考えるようにしましょう。

コースの契約を強く勧められた場合でも、迷いがあるなら、きっぱりと断るか一度家に帰ってから検討をして。

エステティックサロンやスクールのような、高額で長期的、継続的なサービスは「特定商取引法」という法律の規制対象となる「特定継続的役務提供」に該当する場合があります。

「特定継続的役務提供」に該当するサービスについては、契約の書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、契約の解除(クーリングオフ)をすることができます。

その期間を過ぎた場合でも、サービス提供期間の間は中途解約することができます。

どうしても通えなくなった場合は、クーリングオフ、または中途解約を検討しましょう。

違約金は契約の内容、解約する時期によって違うので、下のチェックで確認しましょう。

どうしても解約をしたい

条件によって、クーリングオフや途中解約ができます。

よく考えてから契約することが大切ですが、やむを得ず解約が必要な場合は下記制度を利用することができます。

詳細は下のフローでチェックしてみてましょう。

・クーリングオフの利用
クーリングオフ制度とは一度は契約をしてしまったけれど冷静になって考えた結果、やはり自分にとって必要ないと思った場合に、一定期間内であれば消費者が無条件で契約解除できる制度です。
必要な条件は
(1)契約金額が5万円以上
(2)契約期間が1ヶ月以上の内容
(3)契約から8日以内
この条件を満たしていれば、クーリングオフを利用することができます。
クーリングオフが適用されれば、契約が白紙に戻り、費用も全額戻ってきます。
ただし化粧品や関連商品などは、自分の意思で開封してしまった場合はクーリングオフの対象外となります。

・クーリングオフ期間を過ぎた場合
契約解除・中途解約扱いとなります。
中途解約に伴い解約手数料(違約金)を支払う必要があります。
また、すでにサービスを何度か受けていたり、コースを消化してしまった場合、消耗品を使用してしまった場合は、必要な金額も異なります。

エステに行く時はしっかりマナーを守りましょう!

エステに行く前に知っておくべきマナーです。

非常識なお客さんになってしまうと良いサービスは受けられませんので、事前にチェックしておきましょう。

時間を守ろう

予約の時間に遅れないことはもちろんですが、どうしても遅れそうな場合は、必ず連絡を入れましょう。

遅れることで、コース内容の一部または全部が受けられなくなる場合があります。

また、事前に準備しなければいけないことは、きちんと済ませておきましょう。

素敵なお客様になる

挨拶やきちんとした受け答えは、どんな場面でも大切。

マナーや身だしなみがきちんとしたお客様は、サロンからも大切にされます。

施術者の気合も結果を左右するそうですので、素敵なお客様を目指して損はありません。

また、必要のないものにははっきりと「NO」と伝えることも大切です。

自分が使った部屋やタオル、バスローブ、洗面台などは、簡単に片づけてから出るように心がけましょう。

女性としての品格が表れる場面でもあります。

説明をしっかり聞く

カウンセリングや、施術中にエステティシャンが話してくれることには、かなり重要な説明も含まれています。

小さなトラブルの原因の多くが、説明の聞き洩らしにあります。

施術内容や料金の説明、施術前後にやってはいけないことなど、不明な点も自分からきちんと質問しましょう。

エステ後の過ごし方

サロンで伝えられた注意点はありませんでしたか?

特に敏感肌の人や、アレルギーや揉み返しなどの経験がある人は、より意識して体調を見守った方がよいでしょう。

また、初めて受けるメニューの場合も、同様に意識して経過を見た方がよいでしょう。

禁忌事項は体調を悪化させてしまう場合もあるので、軽く考えずに守りましょう。

契約する前に

このコースで問題ないか?通えるのか?支払ができるのか?…契約を交わす前に確認しましょう。

長期間もしくは複数回通うことを前提としているコースの場合、契約の前に、「通えなくなったらどうするのか?」ということを考え、確認してみるとよいでしょう。

女性の場合、引越しや結婚、出産などで生活環境が変わる可能性がありますし、仕事が忙しくなったり、体調の変化や妊娠などでエステが受けられなくなる場合もあります。

途中で通えなくなる場合、コースの有効期限を延長してもらえるのか、系列店のフォローが受けられるのかなど、確認しておきましょう。

場合によっては、割高でも都度払い(1回ごとに支払い)のコースの方が安心かもしれません。

特にフォローがない場合でも、それをよく理解した上で、「回数を消化できない場合は切り捨て」と割り切って、割安のコースを受ければ問題ありません。

また、本契約前に、1度は体験してみて、本当に自分に合っているか確かめておくことも大切です。

通い始めてから「肌に合わない!」とわかっても悲しいですから。

契約書って?

契約とは、売り手と買い手の間に交わされる意思確認のこと。

たとえばお店で買い物をするときに

お客「これを買います」
店員「承りました」

と口頭でやり取りしているものも契約に含まれます。

ただし、期間が1ヶ月を超えて、料金が5万円を超える内容のものは必ず概要書と契約書の交付をしなければいけないことになっています。

例えば、口頭で説明があっても、その内容が書面になければ、無効ということになります。

契約書には、役務の内容(単価、回数、1回当たりの施術時間、総時間数)、支払うべき金銭の額、役務の提供期間(有効期限)、クーリング・オフに関する事項、中途解約・違約金等に関する事項、など大切なことが記載されています。
(特定商取引法で定められた契約書面に記すべき事項が抜けていたり契約書面の交付がなければ、法律違反となります)

契約書をチェック

細かい文字が並び、詳細まで読まずにサインをしてしまう人が多いようですが、書いてあることは大切なことです。

必ず以下のようなことが明記されているか確認しましょう。

・契約したサービスの1回当たりの価格、施術時間、回数、有効期限、合計金額
・サロンで購入する化粧品などが、サービスを受けるにあたって 必須の商品(関連商品)なのか、お勧めの商品(推奨商品)なのか(※解約と同時に関連商品は解約できますが、推奨商品は解約できない場合があります)
・クーリングオフ、中途解約についての規約、違約金についての記載
・口頭説明の内容が契約書にも記載されているか

契約書に書かれていることは全て重要なことですので、きちんと内容を理解しておきましょう。


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