スパーマーケットの提携カードを作る時は還元率よりも日々の割引を重視しよう

スーパーマーケットでクレジットカード払いを利用するのはおかしい、お店に迷惑だ、貧乏人みたいで情けないなどと思っている人がいるみたいですが、まったくおかしいことではありません。

クレジットカードについて理解していない他のお客さんの目など気にする必要はありませんし、もしお店側が迷惑と考えているのならばカード会社と契約を結んだりはしないでしょう。

お客さんの利便性よりもカード決済手数料を節約して利益を確保すること選んでいるお店も実際にありますので、、カード払いに対応しているお店では堂々と利用すれば良いのです。

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お得な提携カード

スーパーマーケットでクレジットカードを利用するなら、普段から使っているメインカードではなく、スーパーマーケットが発行している提携カードを使ってみましょう。

かなりお得に買いものができ、節約効果がかなり高くなります。

複数のクレジットカードを利用するとポイントが分散されてしまうので、還元率が高くてもあまりお得にならないと思うかもしれませんが、提携カードがチカラを発揮するのはポイント還元では無く、日々の買い物での割引サービスです。

・カード決済で毎日1~3%OFF
・毎月2~3回あるお客様感謝デーで5%OFF

いつ貯まって使えるようになるかわからないポイントよりも、目の前の割引の方が大切です。

しかもポイントの還元率よりも割引率の方が大きいので、お客様感謝デーにシャンプーなどの日用品や、賞味期限を気にしなくても良いインスタント食品を買いだめすることで家計の節約になります。

また、会計の時に必ず聞かれる「会員カードはお持ちですか?」「ポイントカードはお持ちですか?」という質問も、提携カードを出して「クレジット払いでお願いします。」と言えば済むのも便利です。

提携カードの例

大手スーパーマーケットが発行している提携カードの優待にどのような物があるのか紹介します。
(この記事は2018年3月に更新しました)

これを見ればポイント還元よりも割引の方が大切ということがわかると思います。

ウォルマートカード

西友の親会社であるウォルマートが発行するカードで、西友・リヴィン・サニー・SEIYUドットコムで利用すると毎日3%OFFになります。

さらに毎月5日・20日は西友・リヴィン・サニーの利用では5%OFFと割引率が高くなります。

西友・リヴィン・サニー・SEIYUドットコムでの利用ではポイント還元を受けられないのですが、それ以上の割引があるお得なカードです。

イオンカード

イオンで利用しても還元率が0.5%と低く(毎月10日だけ還元率1%)、ポイントを貯めるには適さないカードなのですが、毎月20日と30日は全国のイオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンター、サンデー、ビブレ、ザ・ビッグなどの店舗での利用で5%割引となります。

OMCカード

通常の利用では還元率が0.5%ですが、セブンイレブン、イトーヨーカドー、イオン、ダイエーなど幅広い提携店舗で3倍の1.5%還元となります。

さらにマルエツでは毎週日曜日にご優待デートして5%OFFとなります。

セブンカード・プラス

セブンカード・プラスはセブン&アイホールディングスが発行カードで、通常の利用ではnanacoポイントの還元率は0.5%ですが、セブンイレブン、デニーズ、イトーヨーカドーと言ったグループ内での利用では1.5%と高還元になります。

また、毎月8日、18日、28日のハッピーデーは食料品、衣料品、日用品のほとんどの品が5%引きになります。

注意が必要な電鉄系カード

スーパーマーケット提携カードの中でも注意が必要なのが電鉄系のクレジットカードで、東急カードなら東急ストアで、東武カードならば東武ストアでといった感じで優待は受けられるのですが、電鉄系スーパーは大手のスーパーよりも割高の場合が多いので、PASMOと一体型で便利だからという理由で持ってしまうと損をしてしまうかもしれません。

何枚まで持つ?

お得な優待が受けられるからと言って無限にクレジットカードを持つのは良くありません。

プロパーカードをメインカードとし、サブカードに他の決済ブランドの電鉄系のカード(車通勤の人はドライバーズカード)と頻繁に利用する施設(通販サイト)のカードの2枚を持って、合計3枚にするのが管理もしやすく、お得なサービスを受けられるのではないでしょうか?

高島屋や伊勢丹と言った百貨店、マルイやルミネと言ったファッションビル、トイザらスや無印良品などの専門店が発行するカードにも魅力的なサービス・優待があるのですが、マニア的に利用する人以外は使用頻度が低くなってしまいますので、管理コストの方が上回ってしまうのでは無いでしょうか。

どこで利用してもポイントが高還元されるオールマイティなカードがあれば良いのですが、今はそれが存在しないので、個人のライフスタイルに合ったカード選びをするしかありません。

※追記
どこで利用してもマイル還元率が2%(マイルの価値は2~4円くらいになるので、実質還元率は4~8%!)と言うANAダイナースプレミアムと言う万能カードがあるのですが、年会費が155,000円(税抜)と超高額ですし、インビテーション制なので誰もが持つことはできません。

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小売店との提携カードを作った人はどれくらい他の店舗でも利用しているのでしょうか?

小売店の提携カードはその店舗で利用する時は大きな割引特典があったりするので持っていて損は無いです。
例えばウォルマートカードならば西友での買い物が毎日3%OFFになりますし、パルコカードならばパルコでの買い物が常に5%OFFになります。

ただしその店舗以外で利用するとお得度がかなり低くなってしまいます。
楽天カードやオリコカード・ザ・ポイントがどこで利用してもポイント還元1%なのに対して、提携カードは提携店舗以外は還元率0.5%程度のあまりお得では無いカードになてしまいます。
そのため提携カードはサブカードとして頻繁に利用する店舗ののみ作り、メインカードは別に持った方が良いでしょう。

クレージットカードを何枚も持ちなくない、使い分けるなんて面倒と言う人もいると思います。
実際に提携カードを使っている人の利用状況を調べて見ました。

UCSカード

UCSカードはユニー(現在はユニーファミマホールディングス)の関連企業である株式会社UCSが発行するクレジットカードです。
アピタ、ピアゴなどで利用すると100円につき最大2.5円分のポイントが貯まったり、衣料品や食料品が5%割引になったりします。
グループ以外のお店で利用した場合はポイント還元率が0.5%になるので、還元率1%以上あるカードがある現状では実質損をしてしまいます。

株式会社UCSはジャスダックに上場する企業なので業績などを投資家向けに公表しているのですが、その中にカードの利用場所と言う物がありました。
 

 
全取扱高の中でグループの内の利用は約35%になっています。

ネット通販、水道光熱費、スマホ代などクレジットカードを使う頻度が増えて来ている現代で、その利用が特定のグループ店にここまで偏る事は無いと思います。
ほとんど人がUCSカードをサブカードとして利用しているのがわかると思います。

クレジットカードに対するリテラシーの高い人はどんどん増えているように感じます。

提携カードはサブカード

割引されたりポイントが上乗せされて貯まったりと提携カードはお得に感じますが、メインカードとして使ってしまうとそのお得な特典以上に損してしまう事がほとんどです。
一番使うメインカードはできるだけどことも提携していないプロパーカードを持つと良いでしょう。
ステイタスを求めるならアメックス、ポイント還元を求めるなら楽天カードなどが良いと思います。


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