ビットコインの価値は法定通貨の信じられない国でどこまで利用さられるのかに依存していると思う

ビットコインには価値は無くて(ブロックチェーン技術には価値がある)、去年の相場の上昇はビットコインの価値が高まったりしたのではなく、単なる「上がるから買う」と言う心理的な物をだけが原因だったと思います。

それなのに「ビットコインは価値的に○○円まで上昇する!」みたいなファンダメンタルを語っている人が多くて・・・と思っていました。

ダイヤモンドやサファイヤやルビーと言った宝石が、その希少性と美しく見える(とみんなが思ってる)ことから、実用性は無いけど価値はあるのと一緒みたいな部分もあるのですが、ファンダメンタルで考えればペッグされた何かがある訳でも無いですし、株のような配当もありませんので、ビットコインには実質的な価値はゼロになってしまうでしょう。

そんな実質的には無価値なビットコインにも、価値があるのではと思わせてくれるニュースを最近見かけるようになりました。
(前からたくさんあったのに僕が暗号通貨に興味なくて調べていなかったからだけかもしれませんが)

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法定通貨の弱い国

日本は円と言う信頼できる通貨があるので良いですが、そうで無い国の場合「貯金」をすることが無駄になってしまう可能性があります。

その為に現物資産で保有しなければいけないのですが、自国通貨を信頼できない国ほどそれは難しくなりそうです。

そこで暗号通貨と言いますか、ビットコインが都合の良い投資と言いますか、逃がし先になってきているのではないでしょうか?

G20でどんな声明を発表しようが、自分の生活を守るためにビットコインを利用しようとしている人には届かないでしょう。

政府や中銀が介在しないデジタル形式の通貨であるビットコインは、政治的・経済的に不安定な国でしばしば代替通貨とみなされている。
そうした国々ではビットコインをはじめとするデジタル通貨は価値の蓄蔵や政府の定めた両替限度を回避するために使用されている。

ビットコイン取引、途上国でも急増 代替通貨に
http://jp.wsj.com/articles/SB10447443471287304765904583619193695407574

中南米では、アルゼンチンやベネズエラのように、経済的に大きな打撃を受けてインフレに陥っている中で、ビットコインをはじめとする仮想通貨が存在感を増している国がいくつかあり、関連するブロックチェーン技術や仮想通貨界隈のミートアップ、ハッカソン開催などのアクティビティが増えてきている現状があります。

中南米でも広がる仮想通貨取引。 ドミニカ共和国の事情とは?
https://news.nifty.com/article/magazine/12215-20180219-160174/

特に、銀行口座さえ持たない新興国の貧しい人たちにとって、仮想通貨はファイナンスへのアクセス手段となり得るのです。

ビットコインの価値は「世界の3大問題」を解決できる可能性
http://blogos.com/article/290350/

暗号通貨に価値がつくとしたらこの観点だけで、使い勝手が良く無いと意味が無いので、メジャーなビットコイン以外は無価値となって行くと思います。

また、通貨が不安定な国はたくさんありますが、それらの国のGDPはとても低いので、投資家が期待するほどのインパクトは無いでしょう。

僕的には無価値にはならないし、今後も緩やかな上昇があるかもしれないが、去年の夏のようなことは無いと思っていますので、時間軸を長くとって積み上げていく分には面白いのでは無いかなと思います。

「忍者AdMaxやハピタスで貯めたポイントをPeX経由でbitFlyerのビットコインに交換しました」に書いたみたいにノーリスク資金で積み立てることもできますし。

自己資金を使って純粋な投資がしたいのであれば、暗号通貨を買うよりもアマゾン株を買った方がリターンが大きくなると思っています。


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