自営業だとクレジットカードの審査に通らないは嘘!特定の条件がそろった人が通りにくいだけです。

会社員を辞めて独立する時に「自営業だとクレジットカードの審査に通らないから、独立する前にクレジットカードを最低1枚作っておいた方が良い。」とアドバイスをされることが多いのですが、自営業者だからと言ってクレジットカードの審査に通らないということはありません。

特定の条件がそろっている人が審査に通過しずらいだけで、自営業者の多くは問題無くクレジットカードを発行できるでしょう。
(ステイタスカードが作れるわけではありません)

ついでに私は特定の条件がそろっている人だった為に楽天プレミアムカードを作るも、利用限度額がたったの20万円しかないという苦しい時期を過ごしました。

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特定の条件とは?

重なってしまうと審査に通りにくくなってしまう条件には以下のような物があります。

自宅兼事務所

店舗や工場や事務所を他に持たず自宅で仕事をしている人は「本当に事業をしているのか?」「事業の規模がとても小さいのでは?」と思われてしまいます。

屋号があれば別なのですが、そうでなければ無職の人と区別がつかないので、クレジットカード会社も信用することができないのです。

賃貸住まい

持ち家ならばいざとならば抵当に入れることができますが、賃貸では無理なので評価ポイントになりません。

固定電話があったりすればまた評価は上がるのですが、賃貸物件を自宅兼事務所にし、屋号も無く連絡先も携帯電話だけなんて人がきちんと事業を行っていると思う方が無理があります。

営業期間

自営業の人がクレジットカードの審査に落ちるケースが多いのは、独立してすぐに必要と感じて申し込む人が多いからです。

営業開始からまだ1ヶ月しか経過していない事業主を信頼しろと言うのは無理な話で、きちんと登記された株式会社でも資本金が少なく営業期間が短ければ信用力はほとんどありません。

独立する前にクレジットカードを1枚は作るべきと言うのはこの点から見ると間違いではないのです。

クレヒス

自宅兼事務所、屋号無し、賃貸住まい、連絡先は携帯電話のみ、開業してすぐと言った悪条件が揃っていてもクレヒスさえしっかりしていればクレジットカードを作ることは簡単でしょう。

「将来自営業者になるとは思っていなかったからクレヒスを気にしていなかった」と後になってから後悔したくないのであれば、会社員の内と言いまうか、学生の頃からコツコツとクレヒスを積み上げておきましょう。

自営業と無職

屋号無しで自宅兼事務所の場合、自営業者と無職の人は区別はつきません。

税務署に開業届を出さないと自営業者を名乗ってはいけないと考えている人もいるでしょうが、出さなくても罰則は無く、出さないまま活動している自営業者は多いです。

届け出が要らない理由

一度開業届を出してしまうと、収入が無くても確定申告をしなければいけませんし、事業を止める時には廃業届も出さないといけません。

開業届を出すことで白色や青色申告控除を受けられる、赤字を来年に繰り越せるなどの節税メリットはあるのですが、収入の無いまままた就職すると言う個人事業主が非常に多いので、届け出を出さないと事業を行ってはいけないと法整備してしまうと、個人も税務署も無駄な手間ばかりが増えてしまいます。

悪用する無職

届け出を出さなくても自営業者が名乗れる制度を無職が悪用してクレジットカードの審査に申し込むパターンが多くなっているので、クレジットカード会社側は本当に事業しているか把握しずらい屋号無し&自宅兼事務所の人に対する評価を低くしているのです。

クレジットカードの審査申し込み時の年収は自己申告ですので、自営業&年収400万円なんて誰でも簡単に嘘がつけるのです。

「無職でもクレジットカードが欲しい」なんてgoogleで検索すると「自営業ってことにして申し込めば審査通るよ」なんて書かれたホームページと言うか、掲示板がたくさんみつかります。

申告詐欺罪

事業をしていないのに自営業として審査に申し込めば立派な詐欺です。

ただし申告詐欺罪なので、誰にも迷惑を掛けなければ告訴されることは無いのですが、嘘がばれてしまえば今後のクレジットカード審査に影響が出るでしょうし、仮に破産してしまっても免責を逃れることはできません(自己破産できない)。

過去の逮捕者は反社会的勢力の人が自営業と偽って申し込んだと言った一般的では無い事例しかありませんが、大きなリスクをとってまでクレジットカードを作る必要は無いと思います。

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時代は変わる

無職(っぽい感じ)だけど収入がしっかりとある人と言うのはとても増えていると思います。

私が田舎町(東京から3時間くらいの人口30,000人弱の町)に住んでいた時は昼間からフラフラしている大人なんていませんでしたが、東京に住むようになってからはどうやって収入を得ているんだろうと言う人をたくさん見かけます。

場所の違いだけではなく、インターネット経済圏が広がっているのも原因かもしれませんが。

・個人投資家
・webライター
・ユーチューバー
・フリーのエンジニア

増え続けているこれらの職業(フリーランス)の人は屋号無しで自宅兼事務所の人がほとんどでしょうし、政府は裁量労働制を推し進める方針なので、高プロと言われる会社員以外の人は確実に増えるでしょう。

時代が進めばクレジットカードの審査基準は変わってくると思います。

先にフリーランス社会になったアメリカの審査基準は完全にクレヒス頼りということを頭の中に入れておきましょう。

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フリーターでもフルタイムで働いているならクレジットカードの審査に通る

フリーターだとクレジットカードを作れないと勘違いをしている人もいるようですが、週5日フルタイムで働いている人ならば安定収入があるとみなされるので、クレヒスに傷が無ければ審査には通過するでしょう。
(無職や週に1~2日だけバイトしていると言う人は厳しいと思います)

ただし申告する収入額が低いでしょうから、利用限度額は低く抑えられてしまうと思います。

実際に私も最初に発行されたクレジットカードの限度額は20万円しかありませんでした。
(クレジットカードは支払い遅延なく使い続けることによってすぐに限度額は上がっていきます)

また、大きいな買い物をしないから必要無いと考える人もいるかもしれませんが、クレジットカードでしか支払えないサービスがどんどん増えていて、特にそのサービスがレンタカーや格安SIMと言った日々の節約に役立つものなので、作れる時に作っておいた方が良いです。

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フリーターの人は一般的な正社員の社会人に比べると低属性となってしまいますので、クレジットカードの審査に申し込む時には細かい注意が必要です。

キャッシング枠

クレジットカードの限度額と言うのはショッピング枠のことで、キャッシング枠と言うのは借金できる金額のことを指します。

クレジットカードの審査に申し込む時にキャッシング枠も希望してしまいますと、「私は借金がしたいです」と宣言しているみたいなものですから、クレジットカード会社は審査をより厳しくしてきます。

いざという時にためにあった方が良いかもしれないと、あまり深く考えずに希望してしまう人は多いですが、余裕で審査に通ると言う自信が無い限り希望しない方が良いです。

頻繁に申し込まない

審査に通るかわからないからと、複数のクレジットカードの審査に同時に申し込んだりする人がいるのですが、審査に通る確率が低くなるので控えましょう。

たくさんのクレジットカードを欲しがるということは、それだけお金を必要としていると思われてしまうからです。

一度審査に申し込んだら、最低でも半年は間を開けてから審査に申し込むようにして下さい。

国際ブランド

国際ブランドは必ずVISAMastercardにして下さい。

クレジットカードを一気に何枚も持つことは難しいので、使える場所が少ないJCBやAMEXやdinersを持ってしまいますと、不便な思いをすることになってしまうでしょう。

ただし、VISAブランドのデビットカードも保有するのであれば問題はありません。

すぐに行動しよう!

フルタイムのフリーターでも高齢の場合は審査に通る確率がとても低くなります。

・自己破産の経験がある
・前科者である
・反社会的勢力の関係者

高齢になってもフリーターであり、なおかつクレヒスが無いとなると上記のような理由をクレジットカード会社は推測せざるを得ません。

クレジットカードは必要になったら作れば良いと考えるものではなく、若い内(できれば学生の内)に作っておいて、コツコツと積んでいくのが重要です。

バイト先のカード

アルバイトしているお店が新規にクレジットカードの発行するとき、各店舗は営業ノルマが課されていたりするので、従業員が申し込んでくれるのは大歓迎だと思います。

在籍確認等も必要無いですからね。

ただし提携カードで審査に全く関われない場合は従業員と言うメリットはほとんどありませんが、「クレヒス(クレジットヒストリー)が全く無いホワイトの人はブラックリストに掲載されている人と同様に社会的な信用力は無い」でも書いたように、新規で発行されるクレジットカードは審査が緩い傾向にあるので、発行される確率は高くなるでしょう。


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