直接雇用の期間工ではなく派遣で工場で働ている人って何を考えてるの？何か特別なメリットがあるの？

期間工として直接雇用されるのではなく、派遣で工場に働きに行くと、派遣会社に中間マージンを取られてしまうので、その分だけ給料は低くなってしまいます。

また、満了金という期間工にとってのボーナスみたいなものも貰えません。

かなり待遇に差があると思うのですが、派遣で働く人はかなりたくさんいます。

派遣という働き方には何か特別なメリットがあるのでしょうか？

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派遣で働くメリット

期間工にした方が手取りが増えるとか調べずに、スマホで見かけた求人サイトから何も考えずに応募した人もいるかもしれませんが、派遣には以下のようなメリットもあり、これに魅力を感じた人も多いと思います。

身元保証人

直接雇用の期間工の場合、身元保証人を立てたり、緊急連絡先の提出が必要になる場合がほとんどですが、派遣の場合はそれが必要なくなる場合が多くなります。
(派遣社員は身元保証人の有無は法律で義務付けられていません)

これらが用意できない人が期間工ではなく、派遣として働いている場合があり、歯が無いとか、タトゥーが入っているとか同じライン工でも期間工よりも派遣の人の方が怪しい雰囲気を纏っていたりします。

面接が面倒で無くなる

派遣会社に登録する際に面談をし(登録時に派遣会社が"面接"するのは禁止れているので、面談と言う言葉を使う場合が多いです)、採用されやすい工場を紹介してもれるので、無駄に面接に行かなくて済みます。

「他に仕事が無ければ工場へ行く」「金に困ったら期間工すれば良い」なんて言う人が良くいますが、給料が低い割にハードな職場などの離職率が高い工場は別ですが、期間工の面接はけっこう厳しくて不採用になる人はたくさんいます。

面接を通過したとしても約5％が落ちると言われている健康診断もあり、高い給料が貰えるのは実は一部の人だけです。

働き方の自由度が高い

期間工の場合はどこのラインに配属されるかわかりませんが、派遣の場合は資格を持っていたりすると希望する工程で働けたりします。

また夜勤や残業も期間工として働く場合は必須になりますが、派遣ならば断ることができる工場もあります。

マイカーの持ち込み

工場があるのは都会では無く、車が無いと何もできない地方がほとんどなのですが、期間工は寮に車を持ち込むことはできません。

期間工をするとお金が貯まると言われるのは、給料が高いのもありますが、使う機会が無いからでもあります。

「遊べないのであれば高い給料をもらっても意味が無い」と考え、マイカー通勤のできる派遣を選ぶ人がいてもおかしくはないでしょう。

住環境

派遣で働く場合、寮はレオパレスのようなワンルームになる場合がほとんどですが、期間工の場合は相部屋こそ減りましたが、共同トイレ・共同風呂の集合タイプの所がほとんどです。

寮費には大きな差がつきますが、プライベートの時間が欲しいという人には避けられない出費となるでしょう。

期間工の中には近寄りがたい人もいますので・・・。

祝い金

期間工に満了金があることはみんな知っていますが、派遣には祝い金と言う働き始める時にもらえるボーナスみたいなものがあります。

これは直接雇用ではなく、派遣会社を利用しているから発生するシステムで、派遣会社は工場に求職者を派遣することでマージンを受け取るのですが、そのマージンの何割かを求職者に還元しているだけです。

派遣会社に中抜きされているだけで、全然お得では無いと思うかもしれませんが、人手不足の時は工場は人を集めるために多くのお金を求人広告に使うわなければいけなくなり、直接雇用の期間工よりも派遣を雇う方がお金が掛かっている場合もあるので、派遣会社が儲かっていることには変わりませんが、派遣の工員が損をしているとは限りません。

デメリットもある

派遣は直接雇用と違って、「不景気になると真っ先に雇用を止められる」や「正社員への登用が無い」と言った、将来の安定を手に入れられないデメリットがありますので、目先の自由さだけで働き方を決めない様にしましょう。

そもそも期間工は車関係ばかりなので、他の業種を希望するならば派遣にするしかなかったりますが・・・。

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