お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 (橘玲著) を読んだ ★


2002年に出版された財テク本で、著者は以前に読んだマネーロンダリングの橘玲さん。

日本という国は、黄金の羽根を撒きながら堕ちていく天使に似ています。
ベルリンの壁が崩壊し、冷戦が終結した後、日本は長い衰退の時代を迎えました。
しかしその巨大な身体からは、いまでも大量の黄金の羽根が零れ落ちています。
こうした黄金の羽根は、国家だけでなく、株式市場や不動産市場など、経済活動をともなうすべての場所に落ちています。
歪みのない完璧な制度など、どこにもないからです。
しかし、誰もがこの天使の黄金の羽根を拾う事ができるわけではありません。
羽根の枚数は限られており、うかうかしているとあっという間になくなってしまいます。
他人よりも早く黄金の羽根を見つけるためには、「知識」が必要です。
これから述べるように、ほんの少しの工夫で、人生は劇的に変わるのです。

スポンサーリンク

ただの節税本

著者の橘玲さんはお金を増やす事よりも、減らさない事(節税(合法的脱税))に興味があるというか、そういう発信をして行きたいと考えているみたいです。

小説作品もマネーロンダリングとかタックスヘイブンとかパーマネントトラベラーとかそういうのばかりですし。

簡単にできる節税はやった方が良いとは思うけど、それにエネルギーを注ぐならば、増やす方に注いだ方が僕は良いと思ってる。

そもそも普通の人にはできない物が多いですし。

ガッカリ

2002年に出版された古い本なので仕方ないのですが、タイトルを見て期待してしまった分だけ、読み終わった後のガッカリ感が凄い。

金を増やす方法として、減らさない方法を知るというのは重要だとは思うのですが、拾い方というタイトルで減らさない方法を永遠と説明するのは、購入者を騙す事になると思う。


-読書感想文